アテニアとファンケルの違いを、2つのクレンジングオイル両方使用した経験から徹底解説していきます。
同じ会社?成分の違いは?価格や容量は変わる?
そんな疑問を解決していきますよ♪
結論から言うと、2つともクレンジング力や使用感がよく、おすすめできるクレンジングです。
個人的におすすめしたいタイプがこちらになります。
アテニア | ファンケル |
W洗顔はめんどう くすみ※が気になる 価格は安い方がいい 香料あり、なしで選びたい | 香料なしがいい 毛穴汚れが気になる 刺激が少ないのがいい 防腐剤はない方がいい |
※年齢による古い角質の蓄積で肌がくすんで見える様子
本記事は、厚生労働省・消費者庁の発信する情報、第三者へのアンケートや口コミ、薬機法への準拠を心がけ作成しています。
もくじ
アテニアとファンケルは同じ会社?
アテニアとファンケルは別会社ですが、アテニアはファンケルのグループ会社です。
ファンケル公式サイトの「グループ会社一覧」を見ると、株式会社アテニアが記載されていますね。
大きな特徴の違いは以下になります。
アテニア | ファンケル |
エイジングケア※1専門 「続けられる価格」が特徴 | 無添加※2スキンケア 肌悩み別のアイテムが豊富 |
※1年齢に応じたお手入れ
※2防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を使っていない
あなたが化粧品に何を求めているかで選ぶと、満足度も高くなりますよ♪
アテニアとファンケルのクレンジングオイル成分の違い
アテニアの「スキンクリアクレンズオイル」とファンケルの「マイルドクレンジングオイル」、成分の違いを解説します。
2つの成分一覧がこちらです。
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
エチルヘキサン酸セチル(エモリエント剤) | エチルヘキサン酸セチル(エモリエント剤) |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10(乳化剤) | ジイソノナン酸BG(エモリエント剤) |
ジカプリン酸ポリグリセリル-6(乳化剤) | ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10(乳化剤) |
グリセリン(保湿・湿潤剤) | ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20(乳化剤) |
ジカプリリルエーテル(エモリエント剤) | オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20(乳化剤) |
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル(乳化剤) | グリセリン(保湿・湿潤剤) |
メチルグルセス-10(保湿・湿潤剤) | トリデカン(エモリエント剤) |
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(非水系増粘剤) | ジカプリリルエーテル(エモリエント剤) |
ククイナッツ油(エモリエント剤) | メドウフォーム油(エモリエント剤) |
ホホバ種子油(エモリエント剤) | (ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(非水系増粘剤) |
アッケシソウエキス(保湿・湿潤剤) | ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(エモリエント剤) |
シスツスモンスペリエンシスエキス(保湿・湿潤剤) | ジグリセリン(保湿・湿潤剤) |
ヘリクリスムイタリクムエキス(保湿・湿潤剤) | ホップエキス(保湿・湿潤剤) |
プルケネチアボルビリス種子油(エモリエント剤) | チャ葉エキス(保湿・湿潤剤) |
メドウフォーム油(エモリエント剤) | オニイチゴ根エキス(保湿・湿潤剤) |
アルガニアスピノサ核油(エモリエント剤) | ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)(エモリエント剤) |
レモングラス油(精油) | ヒマワリ種子油(エモリエント剤) |
ベルガモット果実油(精油) | BG(保湿・湿潤剤) |
ビターオレンジ花油(精油) | ペンチレングリコール(保湿・湿潤剤) |
ラベンダー油(精油) | PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン(保湿・湿潤剤) |
イソステアリン酸ポリグリセリル-2(乳化剤) | PPG-2アルギニン(保湿・湿潤剤) |
ジグリセリン(保湿・湿潤剤) | ステアリン酸イヌリン(非水系増粘剤) |
イソステアリン酸PEG-20ソルビタン(乳化剤) | 水(溶剤) |
水(溶剤) | トコフェロール(エモリエント剤) |
ステアリン酸イヌリン(非水系増粘剤) | 乳酸(pH調整剤) |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(エモリエント剤) | |
ヒマワリ種子油(エモリエント剤) | |
PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン(保湿・湿潤剤) | |
トコフェロール(エモリエント剤) | |
香料(香料) | |
フェノキシエタノール(防腐剤) |
参照:アテニア公式サイト / ファンケル公式サイト
3つのポイントで成分を解説してきますよ♪
成分の違い
界面活性剤
2つに含まれる界面活性剤を見てみます。
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10(乳化剤) | ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10(乳化剤) |
ジカプリン酸ポリグリセリル-6(乳化剤) | ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20(乳化剤) |
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル(乳化剤) | オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20(乳化剤) |
イソステアリン酸ポリグリセリル-2(乳化剤) | |
イソステアリン酸PEG-20ソルビタン(乳化剤) |
クレンジングなので2つとも界面活性剤が含まれていますが、皮膚刺激がとても弱いノニオン型(非イオン界面活性剤)になります。
タイプ | 用途 | 製品 | 皮膚刺激 |
アニオン型 | 洗浄 可溶化 乳化助剤 | 石鹸 洗顔料 シャンプー | 比較的弱い |
カチオン型 | 柔軟 殺菌 帯電防止 | リンス トリートメント | やや強い |
両性イオン型 | 洗浄 乳化助剤 | ベビー用 シャンプー | 弱い |
ノニオン型 | 乳化 可溶化 | 化粧品 | とても弱い (ほとんどない) |
赤枠で囲った、ノニオン型(非イオン界面活性剤)の低刺激な種類が配合されていています。
非イオン界面活性剤は電気を帯びない特性を持っており、毒性や皮膚への刺激がほとんどありません。洗浄力は弱く、洗剤やシャンプーなどに配合する場合は、他の界面活性剤と合わせて使用されることが多い傾向があります。
特徴的な成分
2つに含まれている特徴的な成分がこちらです。
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
ククイナッツ油(エモリエント剤) | ホップエキス(保湿・湿潤剤) |
ホホバ種子油(エモリエント剤) | チャ葉エキス |
アテニアのスキンクリアクレンズオイルには、エイジングくすみ※の原因となるフリーズ角質にアプローチする成分(ククイナッツ油とホホバ種子油)が含まれています。
フリーズ角質は、肌のゴワつきやザラつき、くすみ※といった原因につながります。
※年齢による古い角質の蓄積で肌がくすんで見える様子
「フリーズ角質」とは、肌表面の角層に含まれる「骨格タンパク質」が、加齢や摩擦により過剰に増え固くなったもので、エイジングくすみ(※)の原因の1つです。
肌のゴワつき、ザラつき、くすみ(※)の原因だけでなく、スキンケアが浸透しづらくなったり、メラニンの停滞にもつながります。(※) 年齢による古い角質の蓄積で肌がくすんで見える様子のこと
ファンケルのマイルドクレンジングオイルには、毛穴汚れをオフする熟成ホップエキス、肌を引き締める緑茶エキスが含まれています。
画像引用:FANCL-ONLINE
ココがポイント
アテニアにはエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)、ファンケルには毛穴汚れのケアにおすすめの成分が含まれています。
防腐剤の有り無し
アテニアのスキンクリアクレンズオイルには防腐剤が含まれていて、ファンケルのマイルドクレンジングオイルには含まれていません。
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
フェノキシエタノール(防腐剤) | - |
フェノキシエタノール(防腐剤)のメリットとデメリットがこちらです。
メリット | デメリット |
微生物の増殖を抑える ニオイといった変質を防ぐ アレルギー反応は非常にまれ | 肌状態で刺激を感じることもある |
フェノキシエタノールは安全で効果的な防腐剤・安定化剤として使用されてきた実績があります。アレルギー反応を心配される方がいますが、アレルギー反応はごくわずかな例しか確認されておらず、非常に稀です。
化粧品は開封すると、菌といった微生物が増殖するリスクがありますが、フェノキシエタノール(防腐剤)を入れることで、防腐効果を発揮し品質を守るメリットがあります。
ただし、今までにフェノキシエタノールが含まれている化粧品で、肌荒れの経験がある場合は避けた方が良いかもしれません。
アテニアとファンケルのクレンジングオイル5つの違い
アテニアのスキンクリアクレンズオイル、ファンケルのマイルドクレンジングオイルの違いについて解説していきます。
5つの違い
違い① 香り
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
アロマタイプ | 無臭 |
無香タイプ |
アテニアのクレンジングはアロマと無香タイプを選ぶことができます。
ファンケルのクレンジングは合成香料が使われていないため、ほぼ無臭です。
ほんの少し原料のようなにおいがしますが、ほとんど気になりませんでした。
香料があるタイプが良いなら、アテニアのクレンジングになりますね。
違い② 使い方
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル | |
W洗顔 | 不要 | 必要 |
濡れた手 | 〇 | |
まつ毛エクステ | 〇 | |
ウォーター プルーフ マスカラ | 〇 |
使い方に大きな違いはありませんが、アテニアはW洗顔不要で、ファンケルのマイクレはW洗顔を推奨しています。
お風呂場で使うことができるので、使いやすいですよ♪
マイクレの使い方については、「乳化する?ファンケルクレンジングはダブル洗顔しない?」で詳しく解説しています。
違い③ 使用感
テクスチャーの違いを簡単に比較しました。
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
サラッとしている | トロっとしている |
どちらもオイルタイプのクレンジングだけあり、なめらかで摩擦を感じにくい使い心地です。
つっぱり感や肌負担が少ないと感じました。
個人的な感想ですが、ファンケルの方が洗いあがりが乾燥肌に向いているかなと感じました。
夏や冬、乾燥の時期や肌の状態で使い分けるのもおすすめです♪
マイクレの詳細は、「ぶっちゃけ!ファンケルクレンジングが肌に悪いは嘘?」を見てください。
違い④ 価格や容量
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル | |
価格 (税込み) | 175mL 1,980円 | 120mL 1,870円 |
1mL 価格 | 約11.3円 | 約15.6円 |
価格と容量には違いがありますね。
1mLあたりで換算すると、価格が安いのはアテニアのスキンクリアクレンズオイルです。
アテニアの価格詳細は、「安く買う方法ある?アテニアのクレンジングどこで買える?」を参考にしてください。
違い⑤ トライアルの違い
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル | |
容量 | 175mL | 60mL |
価格 (税込み) | 1,680円 | 500円 |
おまけ | ドレスリフトローション (30mL) | なし |
トライアルを利用することで、アテニアは通常価格の300円OFFで買うことができます。
特典で、シワ改善の有効成分として厚生労働省が承認した、「ナイアシンアミド」を配合した化粧水、ドレスリフトローション(14日分)がついてきます。
医薬部外品表示名「ナイアシンアミド」は、コーセーの申請によって2017年(推定)に医薬部外品シワ改善有効成分として厚生労働省に承認された、一般に「リンクルナイアシン」とよばれる成分です。
ファンケルのトライアルは、1,078円(税込み)のハーフサイズ(60mL)が500円でお試しできます。
アテニアもファンケルもお得なトライアルが用意してありますよ♪
アテニアとファンケルのクレンジングオイルの違いまとめ
最後に違いをまとめました。
アテニア(アロマタイプ) スキンクリアクレンズオイル | ファンケル マイルドクレンジングオイル | |
香り | アロマタイプ 無香タイプ | 無臭 |
W洗顔 | 不要 | 必要 |
濡れた手 | 〇 | |
まつ毛エクステ | 〇 | |
ウォーター プルーフ マスカラ | 〇 | |
テクスチャー | サラッとしている | トロっとしている |
使用感 | メイクや汚れ落ちが良い なめらかで摩擦を感じにくい つっぱり感や肌負担が少ない | |
容量 | 175mL | 120mL |
価格 (税込み) | 1,980円 | 1,870円 |
1mL 価格 | 約11.3円 | 約15.6円 |
成分特徴 | くすみ※にアプローチ | 毛穴汚れにアプローチ |
防腐剤 | 含む | なし |
トライアル | 175mL 1,680円 ドレスリフトローションのおまけ | 60mL 500円 |
※年齢による古い角質の蓄積で肌がくすんで見える様子
特徴や違いをまとめると、個人的におすすめしたいタイプがこちらになります。
アテニア | ファンケル |
W洗顔はめんどう くすみ※が気になる 価格は安い方がいい 香料あり、なしで選びたい | 香料なしがいい 毛穴汚れが気になる 刺激が少ないのがいい 防腐剤はない方がいい |
アテニアもファンケルも両方使って良かったクレンジングオイルです。
クレンジング選びで悩んでいるのなら、ぜひ1度は試してもらいたいアイテムですよ♪